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【三度あのコースに泣く!?】カギの内角を捉えた阪神 常に微笑んでいた振り続ける姿勢 

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中4日でマウンドに上がる巨人先発・山口。その球威がどこまで戻っているのか?

今ある力で「内角のストレート」が通用するのか?

そして前回の巨人戦でKOされた阪神先発・ガンケル。コーナーに決まるそのコントロールが健在なのか?

この両先発に注目が集まる試合となった。

 

試合を優位に進めたのは阪神。またも捉えたのはあのボールだった。

そして終盤に訪れる山場。伝統の一戦にふさわしい戦い,振り返っていきます。

最後までよろしくお願いします。

球威が戻ったかのように見えた山口

中4日での先発となった山口。

この三連戦は内角要求が明暗を分け,そのストレートの球威がどこまで通用するのか?ここが注目ポイントであった。

 

初回,警戒していた近本を抑え0点に凌ぐ。

2回も順調な滑り出し。

 

懸念材料としてはインコースの精度を欠いていたこと。

いいボールもあったが,逆球にシュートしたりと続かなかった。

そしてスライダー。この球は見切られる場面もあったが明らかなボール球もあり,特に右打者相手にはもはや死んでいた。

 

明るい未来はフォーク。このボールは山口・伝家の宝刀なだけあって素晴らしい精度を保っていた。

 

ただ,3回またもあのコース要求に泣く

 

看板直撃の一発・完璧に捉えたのはまたもあのコース要求!?

この3連戦から4番に復活した大山。貴重な先制点をもたらす。

2死ランナー無し・初球

この試合カギにあげていた内角のストレート要求。これが甘めに入る。

狙い球を絞り愚直に振り続けることができる阪神。その先頭に立つのは大山。

 

見事にこの球を捉えての看板直撃。賞金100万円。キリンビール1年分。

それよりも大きい伝統の一戦の先制点を阪神にもたらした。次の糸原に四球を与えたところで山口は降板。中4日でのストレートの球威は厳しかったか?巨人は苦しい展開を強いられる。

 

貴重な追加点・ロングリリーフの3イニング目は何かが起こる

投手は戸根にスイッチした巨人。ただ3イニングに突入した戸根に疲れが見える。

 

2番・中野,3番・マルテと連続四球を与えたところで鍵谷にスイッチ。

4番大山を三振に抑えるも糸原に四球。

2死満塁。次打者・糸井との勝負に入る。

 

6番 糸井

久々のスタメン。その打撃技術はベテランの味そのものであった。

初球。構えはインコース。この3連戦明暗を分け続けてきた内角要求。

信じて投げたそのストレートを待ち構えていたベテラン・糸井。見事に振り切り走者一掃のタイムリー2塁打。阪神にとって勝利を手繰り寄せる貴重な追加点となる。

 

巨人にとってはまたも初球を打たれの失点,痛すぎる追加点。

そしてまたも内角ストレート要求で泣く結果となった。ここ三連戦カギを握っていた内角ストレート。

そのすべてにおいて微笑んだのは阪神タイガースであった。

甘く入ったボールを捉えた1戦目。きっちり内角を攻められても振り続け勝利を手にした2.3戦目。阪神のこの試合に賭ける思いが上回った。

 

前回のリベンジ・ガンケルの素晴らしい投球

先発ガンケルが前回のリベンジの如く,快投を続ける。

 

外に逃げるスライダー。内角に食い込むツーシーム。同じコースから落ちる球。左打者には逆のパターンになる。

そしてシンプルなストレート。これだけボールが動くときれいなストレートすら変化球に感じるだろうか?

 

前回KOされたときには真ん中近辺にボールが集まったが,あえてボールゾーンに曲げて誘う。バッテリーの工夫が常に施されていた。ただ,巨人打線も黙ってはいない。

 

6回松原に一発を浴びる。スコアは4-1になる。

 

続投か?否か?7回に不安を抱える阪神にとっては悩み所の選択であった。

それに加えて打順も回ってこず,代打の選択もない。

 

6回裏終了。矢野監督が席を立ち投手及川にスイッチする。

 

不穏な空気が流れた7回・20歳が完璧に斬る!

巨人の反撃ムードを及川が完全に斬る。

150kmを超えるストレートにスライダー

ボールが先行してもカウントを整えて勝負できる。凄まじい成長を遂げた20歳

北村・丸・中島。簡単な打者ではなかったが三者凡退で片付ける。

僅差の場面でもしっかとした投球を披露できることを証明した。残り少ない今シーズン,若き左腕の躍動を期待して見守っていきたい。

 

最後に

3連戦を通してストーリのある素晴らしい試合であった。

カギは「内角のストレート」

振り続けた阪神に軍配が上がった。攻め続けた巨人にとっては辛い打たれ方であった。本日は岩崎が失点するも,何とか持ちこたえ,スアレスが捻じ伏せた。

 

結果論ではあるが,やはり中4日は相当なキツさがあるのだろうか?特に内角のストレートがカギになっていたこの3連戦においては厳しかったのかもしれない。

明日は休み。ヤクルトも好調だが,この良い流れを維持した状態で次戦に繋げていきたい。

本日のブログはここまで。最後までご覧いただきありがとうございました。

また次のブログでお会いしましょう。

伝統の1戦目・2戦目はこちら👇

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