【開幕カードを振り返る】まさかの3連敗・・・この戦いから何が見える? 次の広島戦で立ち位置が決まる!?
昨年の悔しさを晴らすべく,スタートした2022シーズン。
快勝を確信した1戦目。2戦目は昨年同様,高橋にやられ,そして3戦目は中盤で試合を決められた。
私を含む,阪神ファンは非常に苦しい開幕だった。
この開幕3戦で何が見えてきたか?
振り返っていこう。
打線爆発の開幕戦。しかし落とし穴にハマる
藤浪vs小川で始まった開幕戦。4番に佐藤輝を新たに据え,阪神の勝負所。そしてチームの浮上を握る7番に大国柱・大山が座るオーダー。上位打線が昨年同様機能し,HRも飛び出すなど,明るい話題が多かった。
ただ,まさかの落とし穴にハマってしまう。
大量リードの状態から,7回・斎藤。8回・岩崎・9回・ケラーで逃げ切るを図るも3人とも痛打を浴び,まさかの逆転負け。
シーズンで1度や2度あるかないかの逆転負けを喫してしまう。そして何より警戒していたサンタナを2本塁打で完全に起こしてしまう。
切り替えて,好投手・高橋を打ち崩すべく2戦目へ挑む。
いざ,2戦目へ。立ちはだかる若き左腕
小川一平vs高橋。
この両投手で迎えた2戦目は小川一平はどこまで,耐えられるか?
そして高橋をどう打ち崩すか?この我慢比べの試合になる。
プロ初先発ながら,ツーシーム等小さく変化する球を駆使し,好投を見せた小川
その一方で今年もストレートが唸りをあげる高橋。
試合を動かしたのはヤクルト。1戦目に完全に目覚めたサンタナのタイムリー。
石井もオスナにHRを浴び,両外国人を眠らせて,打線のつながりを欠けさせるという目論見はここで散った。
打線も完璧な投球を披露する高橋に打つ手がなく,完封負け。
何とかシーズン初勝利を!この命運は新人左腕に託された。
3戦目こそ勝利を。上々の桐敷
桐敷vs高梨。
2.3点は得点し,失点する。そんな見立てを立てて,迎えた3戦目は投手戦になる。
両投手,要所を締める素晴らしい投球。ただ悪い流れはなかなか変わらない。
この試合も先発・桐敷が徐々に崩れ,先制を許す。
そして終盤にはランニング・ホームランを許してしまい勝負あり。
完全なる完敗を喫した。3連戦になった。
ただ明るい材料ももちろんある。
昨年同様の強み・先発投手
藤浪・小川・桐敷と急造に近いローテを組んだが,相手のエース級とも対等に投げあえるそんな力を発揮してくれた。
この投球が続けば打線との噛み合い次第で,勝ちは自然とついてくるだろう。
ただ,小川・桐敷に関しては,後ろの中継ぎに回って欲しいという願いもある。
先発として調整し,投手としての幅が劇的に広がった彼らには深刻な問題を解消してくれるかもしれない。
そう,開幕3戦で見えた課題がある。
3戦とも打たれた中継ぎ陣
3連戦,中継ぎ陣がそろって失点を喫する苦しい展開。
勝ちパターンだけでなく,勝ちパターン以外の中継ぎも充実し,延長を見据えた際に有利に働くと予想していたが,まさかの痛打。
ここをどうするか?齋藤ー岩崎ーケラー。ここの並びはとりあえず保留か?
後は,ストレートのキレ・出力がどれほど完成形に近づくか?
「ストレートでファールを取ること」ができたら,まずは一歩といったところだろう。
フルメンバーがそろうと考えると,先発陣はこうか?
西-伊藤将-秋山
藤浪-青柳-ガンケル
加えて,小川,桐敷,そして高橋遥人ら多く先発要員を抱える。
中継ぎの充実ぶりで勝ち切ろうとしていた矢先のまさかの緊急事態。
ここをどう乗り切るか?矢野タイガースが早くも打開策を打つことになる。
広島戦ですべてが決まる!?
注目点はこちら👇
先発陣はそれほど心配いらないか。
問題は中継ぎ陣。「ストレートでどれだけカウント取れるか?」
ここに注目していきたい。
迎えるは絶好調カープ。
終盤に集中打を集める。いわゆる「強いカープ」だ。
ここを抑えるか?打たれるか?次の3連戦で今の立ち位置がはっきりするだろう。
ぜひともご注目を。