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【ついに開幕!】開幕オーダー・「7番・大山」を紐解く 阪神の命運は今年も彼の手に

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開幕初戦。これ以上ない快勝かと思われたが,完全に落とし穴にハマってしまった阪神タイガース

ショックは隠せないが,切り替えて明日戦うのみだ。

さて,今回は開幕オーダーについて紐解いていきたいと思う。

 

まずは阪神の開幕オーダー。

1番 近本

2番 中野

3番 マルテ

4番 佐藤輝

5番 糸原

6番 糸井

7番 大山

8番 梅野

9番 藤浪

 

大抵は予想通り。ただ「7番・大山」には少し驚いた。

ただ,阪神の打線を考えた時,しっかりと役割を果たせば,非常につながりある打線になる。解説していこう。

目次は以下の通り。

昨年の好調の要因とは!?

昨年の阪神が首位を走っていた時。打線の何が良かったか?

ここを紐解くと「7番・大山」のヒントが見えてくる。

 

昨年は主に梅野が座った7番。チャンスにめっぽう強く,驚異の得点圏打率を叩き出した。

そう。阪神は7番にチャンスで回ってくることが多く,そこで結果が出せる打者が座ると打線が非常に強力になる。

梅野が驚異の得点圏打率を叩き出した時,阪神は敵なしともいえる絶好調。

対照的に梅野が不振に陥るとそれと同時にチームも下降気味に。

要するに阪神の7番打者にはチャンスで安定的に結果を残せる選手が必要であり,チームの浮上のカギを握っているわけだ。

 

4番と同じもしくはそれ以上にチャンスでの打撃が大切でチームの命運を握るこの場所に,大国柱の大山が座る。

昨年は4番・大山として,チームの命運を背負い,その経験をもとに7番で暴れてもらう。

もちろん佐藤輝が4番に座るほどの怖さを身につけたからこそこの打順が組める。マルテが4番で機能しづらいのは昨年で証明済み。

大山の打順は変わったが,チームの命運を握っているのは変わりない。

チームを勝ちに導き,4番に座る怪物を楽にするのも。

 

2番・糸原の代役誕生!?そして糸原は次のステップへ

どのチームにも欠かせない上位打線の安定。

ここは今年も変わらず,近本やマルテがどっしりと構える

彼らの間に挟まれる2番の役割はこうだ。

まずはランナーを進められる。しかもバント以外で。

そしてチャンスメイクから打点まで,しっかりとした打力が備わっていること。

昨年は糸原が役割を完璧にこなした。そして今年はここを中野が務めることになった。

本日は文句なしの猛打賞。思惑がピタリとハマる。

 

では2番を外れた糸原は後退したのか?

いいえ。彼はまた1つ次のステップに進んでいる。

それは4番で返しきれなかったランナーをしっかりと返すこと

昨年の絶好調時のサンズのような役割だ。もちろん1発の怖さは半減するが

その分,後ろに怖い打者が並ぶので関係なし。

ここでも7番・大山が生きている。

そして今日も2死からしっかりとランナーを返し,勝ち越しに繋げた。

 

まとめ

チームの命運を握るところを見極め,7番に大国柱・大山を座らせた矢野・タイガース。

今までなら,「大山だから4番」という組み方から「チャンスや命運を握る打順に大山を」とオーダーを立てる意図が変わってきている。

佐藤輝は4番として,怖さをしっかりと身につけ,糸原も次のステップへ。

今年のタイガースは華々しい野球は見れないかもしれない。

ただ,役割から逆算したこの開幕オーダーに可能性を感じる。

この打線がどのような形で答えを出すのか?明日も楽しみだ。

 

今回のブログはここまで。また明日。お会いしましょう!

最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

対ヤクルトの展望はこちら👇

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