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貴重な便利屋・山本泰寛 今季の振り返りと来シーズンの展望

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皆様,こんにちは。ドルのスポーツTVへようこそ。

このオフシーズンの間,FAや新外国人に心躍らせる一方,白熱したシーズンと比べると虚無感を感じる方も少なくないのではないでしょうか?

さて,今回はオフシーズンの企画として,阪神の選手の今シーズンの振り返りと来季の展望を書いていきたいと思います。

 

選手ごとに項目は異なるかと思いますが,ぜひ最後まで楽しんでください。それでは参ります。

貴重なユーティリティ性と打撃力・山本泰寛

今回は山本選手。

巨人からトレードで獲得した貴重な左キラー。そして中野が早めに交代した時には遊撃手を任せられるほどの守備力。

そんな彼の活躍ぶりと来季への抱負を見ていこうと思います。

 

打撃部門

本来は期待されていたのは守備力だろう。ただ打撃面もシャープで素晴らしいものであった。

左投手相手には無類の強さを発揮した。印象に残っているのは京セラドームで行われた4月の中日戦。

相手投手・福からサヨナラのセンターオーバー。

 

ルーキー・中野がしっかりと定着した後は,控えに回る形になったが,終盤には代打として存在感を発揮した。

左投手に強い打者が今のところ少ない阪神にとって,山本選手は非常に貴重な「打者」である。

守備固めとしての地位は揺るぎない。

 

来シーズン,左投手相手の際はスタメンに名を連ねるくらいの存在感に期待がかかる。そして主力の疲労回復に一役買ってもらいたい所である。

 

守備部門

ゴロに対しての合わせ方,入り方が上手い。これに尽きる。正確なスローイングも売りで,基本に忠実な選手という印象である。

そして一塁手二塁手三塁手・遊撃手と複数ポジションの守備固めを担った。これは到底できるようなものではない。それ程能力が高く,守備が上手いということだろう。ここはかなり評価されるべき点である。

来シーズンもこの貴重なユーティリティ性と守備力で終盤を締めてもらいたい。

ただ,打撃部門でも言及したが,スタメンとして出場し,この守備力で試合の流れを持ってくるような次元にも達して欲しい所である。

数字では評価しづらい部分ではあるが,間違いなく阪神の今シーズンの躍進を支えていた。

 

来シーズンに向けて

山本選手にとって非常に難しいタスクが与えられるのではないか?ただ現状,山本選手にしかできない役回りである。

まずは守備固めとして複数のポジションをこなすこと。これは今季と変わらない役回りだ。簡単にできることではない。その分,年俸という形で反映されるべきであろう。

そして来季は,左投手の際にスタメンに名を連ねる存在になること。何も毎試合ではない。

勝負に何かテコ入れが必要な時,大山や糸原を休ませる時には筆頭候補に上がってほしい所だ。

大山,糸原ともに,2軍降格も経験した今季。レギュラー陣が素晴らしすぎた反面,疲労を隠しきれなかったのも事実。こことうまく向き合うためにも,山本選手の存在感は欠かせない。

「ユーティリティ性を兼ね備えた守備固め」「スタメンに名を連ねる存在感」これが彼にかかる来シーズンの期待するところである。

 

本日のブログはここまで

最後までありがとうございました。

次回の予定は木浪選手。乞うご期待。