【首位攻防戦・阪神vs巨人】大山復活?何番になろうと命運は彼が握っているかもしれない 得点シーンを解説
重苦しい雰囲気を見事に払拭し掴んだ勝利
6.7.8回と効果的な得点で試合をモノにした。何より大山がアツすぎた
何か2試合分見た感覚に陥った。さぁ今回は大山の同点打などを中心に振り返る
そして心配されていた西のスライダーに朗報がありそうだ。それでは最後までよろしくお願いします。
1.復活の気配を見せた西
とにもかくにもスライダーをキーに上げていたこの試合
最近の登板では浮いていたスライダーを生かすための工夫がこの試合では見られた
それは外角のストレート。これを多投した
今まではスライダーを外に・シュートを内に投げ分けて左右を揺さぶっていたがこれらに加えて外の出し入れを効果的に行っていた。
今まではスライダーが使えないとなると外が使えず,シュートを狙われてのジリ貧の勝負であった。
スライダーの新たな生かし方・そして外の使い方を見つけることができたのは収穫であろう。ただ不覚にも落ちるボールを捉えられる。
西の落ちる球の使い方は横の揺さぶりを意識させて完成される縦変化
これはかなりの確率でカウントが取れる
ただ2点タイムリーを許したこの球は少し高く外野の頭を超える打球になってしまう
この前にも落ち切らないフォークをファールされており,もう少しの工夫が欲しかったところである
これは次回に生かしてほしい。
2.快投を続ける戸郷・この展開に風穴を開けた男
甘い球はあるもののストレートの球威に押される阪神打線そこからのフォークとスライダーの攻略はかなり難しかった。
5回までは完璧に抑えられていた。1人出れば繋がりそうな打順構成の中6回裏を迎える
7番 大山 ヒット
これは追い込まれてから攻略を難しくしていたフォークを捉える
この打席が後の大きな布石となる
代打 糸井 タイムリーヒット
甘めに来た真ん中付近のボールをしっかりと捉える
イケイケのムードできるだけ点差を縮めておきたいタイガース
しかもまだ無死2塁。ただここからが続かない。
追加点が取れない厳しい展開。暗雲が立ち込めたかに思えた。
3.ついに捉えた阪神・もうチャンスは逃さない
7回
この回はマルテ・糸原がストレートを捉えてのチャンスを創出ロハスの四球もあり,迎えたこの試合最大のチャンス。
ここで迎えたのは大山。何番になろうと命運はやはり彼にかかっているのだろうか?
ストレートはこの回打たれているのでフォークに焦点が集まる中で迎えたこの打席
ただ前の打席でフォークを捉えている大山
前の打者たちでストレートを潰し
前の打席でフォークを潰した大山
残るはスライダーのみ
さぁ狙いはただ1つ。初球スライダー
これをしっかりと捉えた大山
不調で打順が下がっても積極性は失わない
そして大山が何番に座ろうと結局彼にチャンスが回ってくる
そこで結果を出した大山。試合を振り出しに戻す一打。
攻撃はまだ続く。次は逆転のチャンス。
申告敬遠を経て迎えた1死満塁で迎えた代打・原口
鍵谷は外のスライダーが中心になる。そこに目付ができているか?の勝負になった。
ここは高めのストレートで捕飛。鍵谷の球威が勝った形になった。
さぁマシンガン継投の巨人。大江vs中野。
ストレートは捨てる中野とスライダーで勝負をしたい巨人バッテリー
2ストライクまでストレートを悠々と見逃す中野の姿勢は恐ろしい。これが結果的に相手バッテリーに迷いを与えた。
結果的に2-3から選んだのはスライダー。プロ初HRを打ったの時と同じ
内角高め。ここを捉えることができる中野は左打者としての弱点が本当にない。
ボルテージが最高潮になり初戦としては文句のない勢いの付け方
明日もアツい試合を期待してまた会いましょう。
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