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【いざ逆転優勝へ】先発陣がカギを握る!? 彼らのバロメーターとなるポイントを個人ごとに解説!

 

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首位陥落から一夜明け,受け入れがたい現実

ここから切り替えて,首位という重荷をおろして爆発してほしい

というわけで,阪神の投手陣について掘っていきたいと思います。

今回は非常にカギを握る先発ローテ1人ずつ勝つために必要な事。そして相手からそういう反応がもらえたら有利な展開になるか?見ていきたいと思います。最後までよろしくお願いします。

 1.優勝には欠かせない・西#16

通算100勝を目前に足踏みが続いている西。彼の復調は間違いなくチームに勇気と勢いを与える。不調の原因は明らかでスライダーがどうしても浮いてしまうこと。

西投手と言えば両コーナーをシュートとスライダーで操り,同じコースから落とす鉄板の配球がある。ただ最近はスライダーが浮いてしまい,両コーナーの1つが失われている。

なので踏み込まれたり,内角に絞られ,甘い球を痛打されてしまう。

西の復調にはスライダーの精度がカギになる。この球が復活となると出口はすぐそこだ。これからはスライダーの精度に注目してみてほしい

 

2.チームの勝ち頭・青柳#50

リーグトップの10勝。金本監督が期待を込めて獲得した才能がついに開花した

今シーズンの飛躍の要因はコントロール。スライダーを自由自在に操り,シンカーで幅を取る。サイドスロー特有のツーシームは勿論の安定感。サイドスローの天敵はやはり左打者。青柳の試合の中で外のシンカーに反応してもらうと,もう青柳の価値である

外のシンカーを生かすために外のツーシーム・入ってくるスライダーなど,他の球種でカウントを整える必要がある。この丁寧な布石と飛躍したコントロールを武器に勝ちを量産していってほしい。これからは左打者の外へ投じるシンカーに注目してほしい。

 

3.お手本のような投球術・秋山#46

150kmを出すようなストレートではない。それでも面白いように三振を取る秋山

まさにお手本のような投球術である。彼のバロメーターは見逃し三振を取れるかに尽きる。緩いカーブに加えてスライダー系・落ちる球とバランスよく操る。まずは緩いカーブを狙われると少し苦しくなる。

特に狙ってくるのが広島打線。この球種を除くとストレートの見逃し三振が減る。この2球種をいかに生かすか?スライダーに落ちる球などでファールを打たせることが大切か?これからはストレートの見逃し三振・そして緩いカーブの使い方に注目してほしい。

4.大健闘の新人・伊藤将#27

即戦力として期待されていたが,それ以上の結果を残した伊藤将。序盤で点を取られても試合をまとめてしまう修正力は末恐ろしい。

ストレートに勿論のこと変化球が素晴らしい。カット・スライダー・チェンジアップ。左投手には申し分ない球種構成すべての球で勝負できる。右打者には内角を意識づけ,外のストレートでファールを打たす。

そこから内角に戻って詰まらす。もしくはチェンジアップで落とす。左打者に使う内角は踏み込み防止の牽制の意味合いが大きい。十分な意識づけ後の外勝負。左右問わず内角を上手く使えているか?そして優勝に向けた大一番が始まる。2死からの1発には細心の注意を払う配球に注目していきたい。

 

5.安心安全のコントロール・ガンケル#49

戦線を離れたが帰ってきたことにまずは一安心。そんなところだろうか?

やはり彼の投球は安心安全そのものである。初年度に見られた容易にストライクを取るスタイルは変わっていない。ただストライクを集めた結果打たれてのが初年度。

そこから見事に修正を果たして「負けない投手」に成長を見せた。ガンケルはとにかくボールを動かす。いわゆる失投が大ダメージなりにくい。今後を占うのは1つ。ストライクを集めすぎないこと。ボール球で遊ぶ技術が身についた今シーズン。この調子を維持できるか?注目していきたい。

 

6.さぁどうする6番手の座

ここには調子の良い投手が座ることになりそうだ。まずがトレード加入組の二保。彼の投球はストレートの出来で決まる。これさえよければ,あとは安定の変化球。6回無失点

これが理想のスタイルであろうか?

続くは中継ぎに転換したアルカンタラ。彼は魅力的なストレートを持ち合わせている。ただ注意点が必要である。少しシュートしてしまう。よって外のストレートを使う際はカット系と組み合わせて使う必要がある。ストレート単体だと危ない,先発・中継ぎ問わず配球に注目していきたい。

ここまで見てきて,阪神の先発に重要なのはストレートありきのコントロール

これがカギを握る。先発が試合を作ると盤石のリリーフ陣が控えている。ぜひ優勝に向けて個人ごとの先発のポイント意識して見ていきたいと思う。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。コメントくださると幸いです。