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ド派手な一発攻勢と緻密なバッテリー 阪神の狙いは良かったものの無念の敗戦

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3本のHR。失意の敗戦。そんなところだろうか?幸先よく先制し試合を支配して進めたかった意図は初回のバントからも読み取れる。結果的にはDeNAお家芸とも言える1発攻勢にやられてしまった。そんな試合を振り返る。

序盤の狙い・ハマった先制点

初回から猛攻を仕掛ける。

1番 近本 2塁打

2番 中野 送りバント

先制点を早く取って優位を試合を進めるという意図は十分読み取れた。その後のマルテのタイムリー内野安打で念願の先制点を挙げる

狙いはチェンジアップ。近本は思いっきりスイング。大山に関しては2塁打。他の打者も際どいボールをしっかりと見逃していた。ストレートに関しても少し甘めに入り,攻略は時間の問題かと思われた。

ただこの初回を凌いだ後,ストレートで押す配球にチェンジしてくる。

見事な投球・尻上がりの今永

ストレートは150kmも計測した今永。

質はもちろん高く構え取り中に入る場面もあったが尻上がりに調子を上げ丁寧にコントロールされていた。チェンジアップを警戒するタイガース打線VSそれを囮にストレートで押すバッテリーの構図になっていた。

やはり変化球が頭にあるためストレートがファールになるシーンも見受けられた。途中でストレートを狙って振るシーンも見受けられたがそのころには今永のストレートは本来の姿を取り戻していた。

チェンジアップ狙いをいち早く察知しストレート主体に切り替える。そしてそのストレートは今永本来の威力を取り戻していた。本日のDeNAバッテリーは素晴らしいものであった。

許した3HR・計7得点を記録する

打たれた3HR。8得点うちの7得点を記録した。

まずは1本目 佐野。四球を出した後の初球。確かにコースが甘かったかもしれないが,これは打った佐野がうまかった。

続いて2本目 オースティン。インコースでカウントを稼ぎながら外の変化球で打ち取る。この過程は完璧であった。

しかしオースティンはボール球に反応しない。外の変化球を餌にもう一度内角へ。ただオースティンはそこを待っていた。内角高めをセンターへ。打った瞬間の完璧なHR。

仕上げの3本目 オースティン 

投手は馬場に代わっている。

柴田・佐野と歩かせた後の初球をまたも捉えられる。投手は違えどチームとして同じやられ方をされたのが残念なポイントであった。

オースティンには甘すぎる球。バックスクリーンへ見事に運ばれ試合は終戦モードに。DeNAの派手な一発攻勢とバッテリーの大胆な配球変更により勝利をつかみ取った。

DeNA勝利の要因とまとめ

阪神にとっては良い流れを失いかけるそんな敗戦であった。幸運なのは3連戦ではない事。この状態ならかなりの確率で食われていた。

しっかりと切り替えて次戦に挑んでほしい。今日のような先制点を取る姿勢を忘れずに首位らしい戦い方に期待だ。

DeNA側からすれば派手な一発とバッテリーの大胆な配球でつかんだ勝利と言える。

本日のブログはここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次のブログでお会いしましょう。