MENU

【価値ある1勝】ストレートは打てなかった・ただ勝利した 阪神の得点はなぜ生まれた?

f:id:doru-sports:20211006221441p:plain

不調の西vs制球力抜群の大貫で始まったこの試合。

終始,大貫のストレートに押される展開。このままズルズルいきたくはない。誰がこのストレートを捉えるのか?そしてどのように点を取るのか?注目していた。

 

結果的に最後まで捉えることはなかった。ただ見事に勝利。

この展開に何が起こっていたのか?

そして不調な西。スライダーを生かすための配球が他の球種にも好影響を与えていた。それでは試合を振り返っていきましょう。

 

先制したのは4回表・意外な展開で主導権を握る

 

先頭は4番大山。

甘く入ったカットボールをセンター前へ。無死1塁。

先頭バッターが理想的な展開。

チームに流れをもたらす。その先頭に立つのはいつも大山である。

 

糸原が倒れ,迎えるは6番・ロハス

前回の大貫との対戦でHRを放っている打者。

それもあるだろう。本日はスタメン抜擢。

 

勝負が決したのは0-2からの低めのカットボール

これを見事にすくいあげてのライトへHR。

 

前回の対戦から良いイメージもあっただろうか?

矢野監督のスタメン抜擢が見事にハマる。

貴重な先制点をもたらす。

 

キーに挙げていたストレート。阪神打線が苦労していたストレート。大山・ロハスに対する攻防では1球もなかった。

 

ストレートをどうするか?悩みに悩んでいた阪神

このストレートを捉えずとも得点することができた。

 

後続も最後までストレートに手を焼いていた姿を見ると,この2得点は非常にラッキーとまで言える。ただ,素晴らしいバッティングには変わりない。

 

幾度となく訪れたチャンス・・・

5.6.7.8回とチャンスを潰してしまったタイガース

効果的な攻撃を続けていた。ただあと一本が出なかった。

 

2死からチャンスを作る場面もあった。

佐藤輝に代打・島田を送ってまでチャンスを拡大させた。

梅野はセーフティースクイズも敢行。

外野フライで1点の展開も訪れた。

 

それでも取れなかった。

しかし,イヤな流れでもしっかりと抑える西ーアルカンタラー岩崎ースアレス。圧巻の投手力は健在であった。

 

イムリー不足で沼にハマる展開だけは避けたい。

明日も先制点・そしてタイムリーがカギを握る展開になりそうだ。

 

粘りの投球・西

万全ではなかったのかもしれない。ただ無失点で抑えたその結果が何よりだ。

 

スライダーがいつも低かった。

その分シュートを投げ続けても耐える展開に持っていけた。

 

100勝を目前に苦しんだ時期から,スライダーを生かすために増やしたストレート。この投球スタイルも確立してきた。

 

そしてこのストレートは落ちる球にも好影響を与えていた。

低めのボールに手を出すシーンも見られた。これこそ西の投球スタイルである。

 

頼もしい右腕の復活。それはスライダーが命運を握る続けているだろう。

 

まとめ

DeNAバッテリーからするとカットボール2球でやられた。

ストレートで押しておけば。そんな展開だったかもしれない。

 

おそらくDeNAバッテリーと阪神打線で大貫のストレートの感じ方に相違が生まれていたのであろう。

それ程,阪神打線にとって,大貫のストレートは嫌だった。

 

本来,大貫のストレートに手を焼くと敗戦ムードになる。

そのレベルで良い投手である。

ただカットボールを捉え,いわゆる勝ち逃げの状態で勝利した。

非常に価値ある勝利である。

 

これもまた阪神のスタイルである。先制点で主導権を握りながら,プレッシャーを与え続け,強固な投手陣で抑える。

野球の面白い部分がしっかりと出た展開で,見ていて,非常に楽しい試合だった。

 

明日は伊藤将。HRを打たれなければお得意の「終わってみれば」の展開が待っている。

そしてヤクルトの勝負の3連戦が始まる。明日は試合内容も大切になってくるだろう。

 

本日のブログはここまで

また明日勝って,ブログでお会いしましょう。