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3月28日 開幕三連勝を飾った阪神タイガース なぜヤクルトは苦しんだのか?昨日の試合がキーポイント!?

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皆様,こんにちはドルです。

今回のブログは3月28日に行われた阪神VSヤクルトについて

初回の先制点,着実な追加点,サンズ選手のダメ押しホームランと

盤石な試合運びで見事な3連勝を飾った

 

ヤクルトバッテリーが好調阪神打線相手に,非常に苦しんだ三連戦でもあった

また,昨日のブログで触れた部分がカギとなって,勝敗を分けた攻防もあるので

最後まで読んでいただけると幸いです。それでは考察に行きましょう

 

阪神8―2ヤクルト

1. 初回から襲いかかる阪神打線

昨日に引き続き鮮やかな先制劇で,ヤクルトの将来を背負う奥川投手を攻める

初回 

2番 糸原 ヒット

3番 マルテ 四球

4番 大山 フライアウト

5番 サンズ イムリー2塁打

 

大山選手に対する初球の変化球が甘く,アウトにはなったが紙一重

続くサンズ選手には初球ストレートを選択。しかし,これも甘く痛打される

 

4.5番に対して2人とも初球から甘い球を投じ,先制を許す

カウントを悪くしたくないからか。初球で打たれたのに悔いが残る

ただ,阪神打線が何よりも好調でボール球には反応せず,甘い球を一発で仕留めている

これにはあっぱれ,阪神打線

 

2. 苦み続けたマルテ選手への配球,ついに失点

3回表

3番 マルテ ホームラン

昨日から続く,マルテ選手に対する負の連鎖がついに失点につながる

ここで1つ振り返りたい

 

1回のマルテ 2-2から落ちるボールを選択するも,見送られ結果的には四球

3回のマルテ 同じく2-2から落ちる変化球を選択するが,見送る

 

2打席とも2-2からフォークを投げるも,結果的に見送られる

普通なら振っていてもおかしくない球(フォーク)それ程ナイスボールであった

ただ,マルテ選手は昨日からボールになる変化球は全く振る気配はない

変化球を見送った,その次の浮いたストレ-トホームラン

 

昨日も田口投手との対戦で,同様の場面があった

2-2から変化球を見送られ,次のストレートをあわやホームランという大ファール(結果的には四球)

 

これらをみてわかるように,2-2からの変化球→次に甘いストレート

同じ過ちを結果的には繰り返してしまった。四球orファールで何とか耐えていたヤクルトバッテリー,ついに得点に結びついてしまう

追い込まれてからのマルテ選手のバッティングにこれからも是非注目してもらいたい

 

3. 伏線を回収したタイガースバッテリー

昨日からの伏線を生かして着実に得点を重ねる阪神打線

守備でもしっかりと伏線が回収さていた

 

ヤクルトが誇る「驚異の上位打線」からのチャンスメイク

 

4回 ヤクルトの攻撃

2番 青木 2塁打

3番 山田 犠飛

4番 村上 四球

ここで迎えた(1死1.3塁)5番 内川

 

カギとなったのは外に逃げるスライダー

2球目のみ外のスライダーであった

あとは内角のツーシーム系か縦に落ちる球

ファールの打ち方を見ても右方向狙いということが分かる

 

ただ,バッテリーとして難しいのが,内川選手ほどの一流打者だと,右方向狙いから急に引っ張りに入ることがあるので,内角攻めだけの配球も難しい

落ちる球をちらつかせながら結果的には内角のツーシームで三振

無事ピンチを切り抜ける

 

ここが伏線である

昨日の青柳投手VS内川選手の際,スライダーを打たれた

次の打席では,インコースツーシーム系の球を多投して打ち取っている

 

おそらく昨日の打席を見る限り,外のスライダーは危ないと判断したのか?

昨日許したヒットから得たヒントを,見事に配球に生かされている。

素晴らしい阪神バッテリ

その一方,昨日から修正が効かなかったのがヤクルトバッテリー

 

マルテ選手にはほぼ同じ攻め方で結果的にはホームラン

サンズ選手には初球のストレートでタイムリ

投手は違うが,第三号ホームランも初球のストレートである

同じ打たれ方をされたのは残念である

 

しかし,投手の変化球が基本的に甘く,使える球が少なかった感も否めない

これはヤクルトバッテリーがというよりも連日,ヤクルトバッテリーを完全に攻略した阪神打線が一枚上手であった

 

今日だけの試合というよりも,3連戦を見据えて戦い,完勝した阪神

圧倒的な差を見せつけた3連勝ではないかと思える

 

4. 奥川投手に見えた希望の光

 

初回のサンズ選手,3回のマルテ選手,5回の糸原選手,

いずれもストレートを打たれての失点となった

 

基本的にフォークは三振を狙う球なので,カウントを取れる球としてはストレートスライダーである。ただ,序盤からスライダーが真ん中近辺に集まりやすく,ストライクが欲しい場面でストレート勝負になったのだろう

奥川投手はヤクルトの未来を背負うエース候補なだけにストレート以外でストライクのとれる球種が安定すると勝ち星が一気に増えるのではないか?と感じた。

 

それだけストレート&フォークの組み立てがある程度通用していただけに,カウントがとれる球種があればすぐに勝てると感じた。

勝ちを重ねる日も遠くはないだろう

次の奥川投手の登板に期待していきたい。