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【9回にドラマが】追い込まれた阪神 それでもチームで跳ね返す 主力を欠く中での3連戦を乗り切る

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お互い無得点で進んだこの試合。9回に爆発し勝利を手にしたのは阪神だった。

両先発の好投。そして巨人の守護神からの3得点

勝負が決したのは全て「あの球」でした。

それでは試合を振り返っていきます。

この日も快投を続ける高橋遥人

 

前回完封勝利を挙げた巨人戦。

本日も相手を全く寄せつけない圧巻の投球で7回1安打。

 

生命線であるストレートは抜群。

投げミスはほとんどなく,コースにきっちりと決まっていた。

 

そしてスライダーにツーシーム。この球も攻略できるような隙はなかった。

決め球にストレートを含めて全球種使える。非常に恐ろしい出来栄えだった。

 

捕手・坂本のリードもまた光った。

カウントはほぼ常に有利,狙われている球があったとしても,他の球種も好調であったため,その狙いをいち早く察知し,凡打の山を築き上げた。

 

この当たりの思い切りと,同じ球種を続けるしつこさは脱帽である。

 

対する山口も好投を続ける

阪神打線の狙いは当然ストレート。

ただこの日はストレートがとにかく強かった。

 

簡単にはストレートを投げてこない。

カーブやフォークをカウント球として使用し,ストレートはファールにしてもらう。

 

しっかりとカウントを稼いで,低めの変化球で勝負。

山口のストレートを上手く使った。捕手・小林がうまかった。

 

山口の生かし方のお手本になるような配球であった。

そして生命線はやはりストレートであった。

 

沈黙する打線・どこで得点を?

4回表

願ってもない最大のチャンスが訪れる。

 

2番・中野の2塁打

こちらはカウント球で使われていた,フォークを捉える。

 

1死2塁・迎えるは3番・近本

その初球にセーフティーバント

3塁前に絶妙なバント。見事に成功

 

1死1.3塁。

4番・マルテ,5番・糸原を迎える最高の展開。

 

ただその夢は儚く散った。

マルテは遊フライ。

糸原は二ゴロで凡退。後の展開を見ても得点シーンはここしかない。

 

そう思わせるような展開であった。

 

ただここで終わらないのがこの試合。最大の山場は9回に訪れる

 

目指すべきところは1つ。意地の9回表

マウンドにはビエイラ

30試合を超える無失点記録も打ち立てた守護神

この男を攻め立てる。

 

先頭は2番・中野

カウントは1-2。捉えたのはカットボール

レフト前に弾く。

 

そして近本。粘りながらもサードへの内野安打

これも捉えたのはカットボール

 

無死1.2塁。

最高の展開でまたもマルテ・糸原へ。

ただ,1点は遠い。

 

マルテは高めのカットボールをセカンドフライ

 

糸原は三振。決め球はカットボールだった。

直前に捕手・岸田を呼んでまで投げたカットボールは切れ味抜群だった。

 

ビエイラの相当な自信の表れだったカットボールが猛威を奮う。

 

2死1.2塁。ついに最後まで追い詰められたタイガース。

6番・板山が打席へ向かう。

 

昨日昇格した板山。積極的なスイングを見せる。

ストレートを2球をファールにして追い込まれる。

ここで「万事休すか?」そんな雰囲気が流れ始めていた。

 

さぁ決め球は何か?

 

ビエイラが選択したのはもちろんカットボール

ただ,少し甘かった。

 

この球を見事に振り抜く。

初球から積極的に振っていたその姿勢が最高の結果につながる

 

ライトの頭上を越えるタイムリ二塁打

阪神がついにスコアボードに得点を刻む。

 

中野から板山まで勝負が決したのは全てカットボール

糸原の打席で捕手を読んでまで投げたカットボール

 

それ程自信があったのだろう。

ただそれを見事に捉えた。

 

ここで終わらない阪神。攻撃はまだ続く

2死2.3塁で迎えるは7番・木浪。

 

彼も追い込まれる。

ただ,その先にもうカットボールはなかった。

自信に満ち溢れていたカットボールは完全に砕けた

 

選択したのはストレート。

これもまた見事に捉える

レフトフェンス直撃の2塁打。

 

阪神にとっては大きすぎる3得点。

9回裏はスアレスが圧巻の投球で締める。

 

まとめ

 

得点入らず,とても苦しい試合であった

 

ただ終盤の得点。そして相手の勝ちパターンからの得点がよく見受けられる阪神打線。

大山不在・サンズ・佐藤輝が不調の中,伝統の3連戦を2勝1分で戦った。

 

伏兵が活躍し続けるタイガース。満身創痍で戦うチームは今,日替わりのヒーローで波に乗っている。

 

2日間の休養を挟んで,カープ戦へ。

落とすことは許されない。

 

とにかく1点でも多くがむしゃらに。チームの得点のためなら犠牲になることを難なく選択するタイガース。まだまだ,目が離せない。

 

本日ブログはここまで

最後までありがとうございました。

明日はお休みします

土曜日には阪神のドラフトの記事を投稿予定です。

では,また次の記事でお会いしましょう。